“人が辞める”ということについて

人財定着のサポートをしていることを人に話すと、そのことに
ついての色々な話が自然と耳に入ってくるようになります。

人間はアンテナを向けていたら、自ずから
そのようになっていく生き物なんだそうです。

単なる対策というのではなく、それそのものについての理解を
深めていくというスタンスで、発信をしていこうと思います。
何事もまずは、知ることが肝要ですから。

耳に入れるばかりじゃなく、アウトプットしていきますね。

経営者の方々の集まりに行くことがあります。
「人財定着のサポートの仕事ををしています」と話すと、
7割程度の経営者がこう仰います。

「これからは益々大切になっていくお仕事ですね」とか
「それは社会課題ですね。大変なお仕事ですね!」という感じ。

では、残った3割程度の経営者は何と仰るか?

「あ!うちもそれ厳しいんですよね・苦笑」とか、
「うちの業界はなかなかしんどいんですよ!」とか。

つまり、当事者、またはそれに当該・関与しているような
返答が返ってきます。
感覚的ではありますが、前者7対後者3くらいの比率だと思います。

では、困っているのは経営者のうちの3割程度なのでしょうか?

…………。

おそらくは違うんじゃないかなと思います。
比較的、離職が深刻な業界の経営者さんでも「困っている!」
とすぐに口にすることが出来ない方が大勢おられるなぁと。

それが私の所感です。
(諸々あとで話してみたら、ということがホント多いんです)

離職問題は「人と人の関係性が原因であることが多い」と言われます。
その部分でナーバスな捉え方をする人が多いんでしょうね。
それを「恥ずかしいこと」だと認識する方もおられるんだと思います。

価値観が変わりつつある現代です。単にファクト(事実)として
離職の問題を捉える方が、解決しやすいのではないのかな。
そう、思うのです。とても、とても、普遍的な事象だと。

だって、少子高齢化と言われ始めて30年、その人口動向は
説明するまでもありません。
人が減っているのに、事業所の数は変わらない。

離職が増加するのは時代背景としてごく当たり前のことです。

問題に蓋をしていても何も変わらないのです。

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